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旅と飛行機が好きなうぴすぬです。旅やそこへ向かう交通手段の紹介やその他のことをする総合ブログです。

A380生産中止 B787好調 2つの最新機種の命運を分けたのは何か

この二つの機種の違いは何だったのでしょうか。今さらですが考えていきます。

みなさんこんにちはこんばんはそしておはようございます。うぴすぬです。

A380


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A380はヨーロッパのエアバス社が開発した

  • 定員500席越え
  • エンジン4機
  • 全長72.7m
  • 全幅79.8m
  • 高さ24.1m(マンション8~10階建て程度)

と言う超大型機です

 

B787


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B787アメリカのボーイング社が開発した

  • 定員200~300人程度
  • エンジン2機
  • 航続距離14000~15000km
  • 炭素繊維をふんだんに使用
  • 重量が他機種に比べて軽い

 

 

upisunublog.hatenablog.jp

 

2つの8

この、2つの機種は大きさなどを比較するとあまり共通点がありません。しかし、明確な共通点があります。

それは

2つの機種に8と言う文字が入っていると言うことです。

 

B787とA380

です。この数字から

2つの機種が同時期に開発販売されたと言うことがわかります。

実際に生産開始年を調べてみると(wiki情報)

となっています。

4年差がありますが長い航空機の歴史からすれば短いものでしょう。


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この同じ時期に開発された飛行機は

  • B787 生産800機 受注1300越
  • A380 生産234機 受注250越

そして、 

787ドリームライナーは史上最も受注スピードが速いワイドボディ機として成長を続け、2018年には109機の受注を獲得し、ローンチ以来の受注数は約1,400機になりました。

ボーイングプレスリリースより

と大成功

  • A380  予想(700機)を下回り生産中止に

 

という風になってしまいました。

 

二つの考え


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この2つの命運を分けたのは

ハブトゥーポイント

ポイントトゥポイント

でしょう。

詳しく説明します。

 

ハブアンドスポーク

ハブアンドスポークとはエアバス社が考えている航空業界の未来予測です。ハブはハブ空港、スポークは自転車の車輪のように中心から回りに延びている様子を表しています。


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この予測は

ハブ空港ハブ空港までを超大型機で結び、ハブ空港~地方空港までを小型機で結ぶというものです。

この考えに基づきエアバス

A380(大型機)


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a220(小型機)


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の開発を進めました。

メリット

  • 大型機で運行するため、快適な空の旅に

デメリット

  • 乗り継ぎが必要となるため、乗り遅れの危険性がある。


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ポイントトゥポイント

ポイントトゥポイントとはボーイング社が考えている未来予測です。

これは中くらいのサイズの飛行機で

地方空港~ハブ空港や地方空港~地方空港を結ぶというものです。

ボーイングはこの考えに基づき、需要の比較的少ない路線でも採算がとれるような経済性に優れたB787を開発しました。

メリット

  • 乗り継ぎなしで最終目的地まで到着

デメリット

  • 場合によっては供給過多に

 

A380の売り上げ

A380は、ハブアンドスポークの考えに乗っ取って作くられたので当然700機ほど売れると考えられていましたが結果は200機ちょっとでした。ここから考えられることは

世界の航空界はハブアンドスポークではなくポイントトゥポイントになっていった

と言うことだと思います。

他に考えられる理由としては経済性

なぜならA380は、エンジンが4つあるからです。昔はエンジン4つのB747ジャンボジェットが主流でしたが、B777等エンジンが二つの機体の信頼性が増してきたことがあり経済性に優れたエンジン2つの機種が主流になっていました。さらにここに経済性に優れたB787が出てきてしまったことによってエンジン4つのA380の運行コストが浮き彫りになってしまったということも考えられます。

他の理由は大きすぎる

どういうことかというとA380は大きすぎて乗り入れすることのできない空港が沢山あるということです。羽田空港も一応A380対応はされていますが羽田空港の混雑を考え、誘導路などで詰まってしまう可能性を考慮して羽田空港A380は乗り入れしていません。

 

などの理由があります。個人的にはもう10年早く開発されていれば売れていたと思います。

 

B787の売り上げ


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対するB787の売り上げは予想を上回る売り上げを記録しました。いくつか要因がありますが一番の要因経済性に優れていて比較的簡単に採算が採れるということでしょう。従来大型機でしか飛ばせなかった長距離の便をB787のような200人規模の中型機で飛ばせるようになりました。

これはとても画期的です。

 

upisunublog.hatenablog.jp

 

A380は失敗だったのか

A380は失敗だったのでしょうか?

 

売り上げの観点で見れば予想より売れていないので成功とは言いにくい気もします。

が、A380にはシャワー室が設置されたりとスペースのある大型機でしかできないことがいくつもおこなわれています。

ANAもフライングホヌを導入して出発前からハワイ気分を存分に味わうことができるようなサービスが可能となりました。

また、ひと席ごとの運行コストが比較的低いため運賃も従来より安くなりました。A380は航空業界に良い影響を与えたのではないでしょうか?

B787

ボーイング787は画期的な飛行機です。過去に紹介していますので良かったら↓

 

 

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